IUPESM2025にて研究成果を発表しました

IUPESM2025にて研究成果を発表しました

IUPESM (The International Union for Physical and Engineering Sciences in Medicine) World Congress on Medical Physics and Biomedical Engineering 2025 にて,修士2年の丹羽さんと修士1年の荒井君が研究成果を発表しました.

R. Niwa, H. Yamada, Y. Watanabe, K. Tsukada
Electrical properties of flexible and stretchable electrodes with an array of microfabricated sinusoidal electrodes
微細正弦波構造を有するストレッチャブル導電体の電気特性

D. Arai, K. Ito, M. Kanaya, S. Takae, N. Suzuki, K. Tsukada
Optical coherence microscopy for high-resolution imaging of follicles in deep ovarian tissues
ヒト卵巣組織内部の卵胞を高解像度で可視化する光コヒーレンス顕微鏡

オーストラリア・アデレード市にある国際会議場周辺は川沿いの並木道や公園が整備されていて過ごしやすい場所でした.
ポスター発表は初めての「e-poster」方式でした.スマホやタブレット,または会場のモニターでポスターを閲覧し,学会のアプリを通して著者にDMで連絡をとります.
学会会場の近くにアデレード大学があり,キャンパスにお邪魔して学生さんに混じってカフェテリアでランチをとりました.2024年で創立150周年とのことで,義塾と同じ時期に開学されたようです.

この国際会議は3年周期の開催で,放射線を中心としたクラシカルな内容から最新の知見までを各国の立場や事情を踏まえて議論する会議でとても勉強になりました.専門別のオーラルセッションや教育講演が充実しており,国や地域の偏りなく多くの研究者が参加されていました.ポスター発表でFace to Faceの議論ができないので,学生さんのトレーニング向きというよりは,医用工学を俯瞰して考えるには最適な学会かな..と思いながら学会を終えました.